薬をまかずに巣ごと根絶!ベイト工法

日本で生まれたしろあり防除法

時代に求められ進化した防除法

どんな工法?

建物の周囲の土中に特殊容器(ステーション)を埋め込み、シロアリの脱皮を阻害する薬剤を含んだ餌(ベイト剤)で巣中のシロアリの習性を利用し、連鎖的に死滅させ、巣ごと根絶させる工法です。ベイト剤を摂食したシロアリが死亡するのは脱皮の時期であり、脱皮の時期は個体によって異なるため、脱皮阻害剤の効果は段階的に現れます。 薬を摂取したシロアリはすぐに死んでしまうわけではなく、効果が段階的だ、という点が重要です。

ベイト剤で巣ごと根絶
巣中のシロアリの習性を利用

三和技研のサンガードシステム

ベイト工法 「サンガードシステム」は、(株)三和技研が自社開発した「ベイト工法」です。 お客様に手ごろな価格で提供するため、研究を重ね誕生しました。 現在では、自社のお客様へご提案することはもちろん、日本全国のシロアリ防除業者様へも広く販売を行っています。業者様からは「パーツ化して使用できるので、日本の住宅事情に適しており、施工しやすい」「高い排水性能が、湿度の高い日本の風土に適している」「日本のシロアリ業者が研究・販売しているシステムであり、技術サポートが手厚く受けられる」「製品の改良に対する積極的な姿勢を感じる」という高い評価をいただき、大変なご好評を頂いております。

三和技研のサンガードシステム
自社開発 サンガードシステム

サンガードシステムの特徴

シロアリの習性を利用し巣ごと退治するシステム

シロアリは新たな餌場を見つけると、フェロモンによりそこに仲間を誘導する性質があります。ベイト工法はこの生態を利用。シロアリが好むように調整した薬剤を使用し、次々と薬剤を摂取させます。コロニー(巣)のシロアリ全体に薬剤を行きわたらせシロアリを死滅させる根本的な防除法です。

仲間に餌のありかを教える

人やペットに影響のない独自の薬剤を使用します

有害な薬剤を使用せず、お子様やペットに安全な工法です。ベイト工法で用いる薬剤の成分は、シロアリの成長を妨げる脱皮阻害剤。昆虫など脱皮する生物のみに作用するため、人はもちろん哺乳動物や鳥類などのペットにも安心。周辺環境にも悪影響を及ぼさないなど、高い安全性が確認されている薬剤です。 匂いもありません。

ペットにも安全
ペットにも安全

人やペットが直接触れることのない新手法で、薬剤量もごくわずか

薬剤は特殊な容器に納めて地中に埋め込まれますので、人やペットが薬剤に触れる可能性はほとんどありません。薬剤の使用量も、床下面積約80㎡の家で数グラムと、ごく微量、従来の工法と比べて、約1500分の1~2000分の1です。また使用済みの薬剤は、厳密な管理のもとに回収しますので安心です。

サンガードシステムのベイト剤
ベイト剤に含まれる薬剤はごくわずか

巣ごと根絶 根絶したあとも被害の再発をしっかり防止

ベイト工法は建物にいるシロアリ駆除したのちも、新しいシロアリの侵入をしっかりと監視します。

このような方におすすめ

・有害な薬剤を使用せず、お子様やペットに安全な工法です
・アレルギーをお持ちの方
・小さなお子様がいるご家庭
・ペットを飼われているご家庭
・薬剤による健康への悪影響が心配な方
・シックハウス症候群が心配な方
・薬剤の臭いが気になる方
・建物を傷つけずに施工したい方
・多階層の建物へのシロアリ対策をお考えの方
・多くの人が訪れる公共施設へのシロアリ対策をお考えの方

安心安全のサンガードシステム
人やペットが薬剤に触れる可能性はほとんどありません

ベイト工法の価格

こちらをご覧ください

ベイト工法のしくみ

シロアリ工事(ステーション設置)

サンガードシステムを家の周辺にセットします。
ベイト工法のステーション設置床下や屋根裏、庭木など、シロアリによる食害状況や活動範囲をあらかじめ調査。その上で、ステーション(器材)を建物の周囲の土中(コンクリートも可)に設置します。設置したステーション内に、シロアリが好むモニタリング・デバイス(餌木)を入れます。建物付近にシロアリの巣があれば、シロアリがこの餌木を発見します。餌木は柔らかい材質の木材であり、シロアリを誘引するような薬品が含まれているわけではありません。

STEP1.モニタリング(定期点検)

シロアリの活動状況を調べます。
ステーションに納めたモニタリング・デバイス(餌木)を定期的に点検して、シロアリの存在や食害の有無などを確認します。
※点検の状況は、毎回報告書(写真添付の場合もあります)にて提出しますので、お留守のときや長期外泊でも安心です。

STEP2.ベイティング(薬品と交換)

シロアリを確実に根絶します
餌木を発見したシロアリは、その容器内を「餌場だ!」と認識します。他の仲間にも餌のある場所を伝え、その数を増やしていきます。
モニタリングで、シロアリの存在を確認したら、餌のように調製した薬剤の入ったベイトカップを設置します。シロアリのほとんどが薬剤を摂取して、数ヶ月でコロニー全体が死滅します。

STEP3.再モニタリング(2か月毎)

新たな被害を未然に防ぎます
シロアリの死滅後も、再モニタリングを行い、新たな侵入がないかを引き続き監視、侵入があるとすぐにベイティングに移り、駆除へ。

シロアリの巣が滅びるまで

シロアリの巣が滅びるまで イメージ
薬剤を含むベイト剤を働き蟻が食べて巣に持ち帰ります

さて、ひととおりのシロアリにベイト剤を食べさせることに成功したら、シロアリの巣の中では何が起こるのでしょうか?

働きアリが採ってきた毒餌は、巣中の他の白蟻に分け与えられます 餌を調達する役目を負っているのは「働きアリ」で、集団全体の95%を占めます。働きアリは、摂取したベイト剤を餌として仲間に分け与えていくので、ベイト剤の効果が連鎖的に巣の中まで広がっていきます。また、ベイト剤を食べた働きアリ自身も、脱皮の時期が来ると死んでいきます。

こうして巣中全てのシロアリを根絶させます。根絶後も新たなシロアリの侵入を防ぐ為、私たちが定期点検を行って監視していきます。
次々と巣中のシロアリに伝播していき、じっくりと確実に、巣全体のシロアリを全滅させます。これがベイト工法です。「巣から根絶できる工法」という点で、薬を撒く従来工法(家の中に侵入させないための工法)とは目的が大きく異なります。