イエシロアリ

西日本、九州・四国の低地に分布している種です。世界のシロアリの中でも最も加害の激しい種類とされており、国際自然保護連合(IUCN)が定めた「世界の侵略的外来種ワースト100」に選ばれています。「体内に水分を貯めて運ぶ能力」があるため、乾燥した小屋組なども含め、建物全体に出張して加害します。 1つの巣の個体数が100万匹を越えることも少なくなく、被害の規模は大きなものとなります。元々は中国からの外来種ですが、今では日本に(特に九州に)生息するシロアリを代表する種となっています。

体長:9~12mm 個体数:1つのコロニー(巣)に100万匹以内 :茶褐色 時期:6~7月の夕方に群飛

イエシロアリのつがいと卵

イエシロアリの群飛

イエシロアリの群飛からその後まで(桜の木編)

下のイエシロアリ蟻土修復の動画から約2週間後、同じ場所からイエシロアリが群飛している様子です。気温と湿度の条件が整った日に、新しい家族を作るため、巣の一部のシロアリが「羽アリ」となって、5~6月頃巣分かれのために人前に現れます。

羽アリは光に集まる習性があるため、家の明かりや電灯に群がります。この後、羽を落として「つがい」となり、地中へ潜って巣作りを始めます。

群飛が終わった後、群飛した場所に兵蟻が群がっています。

予防が重要!

羽アリがいる=近くに巣があるということ。大切な住まいが被害に遭わないためにも予防が重要です。羽アリを見かけたら、まずはお電話ください。
 

イエシロアリ蟻土修復

公園の桜の木に蟻土を発見。蟻土の一部を崩すと、職蟻や兵蟻がたくさん出てきてものすごいスピードで修復しました。この2週間後、群飛しました(上の動画を参照)

 

ヤマトシロアリ

海道の一部を除く日本全土に分布しており、ごく普通に生息するシロアリです。イエシロアリに備わっている「水分を体内に貯めて運ぶ能力」がないため、湿気の多い浴室や台所の床下を好んで食害します。食害跡は木材の腐朽と区別がつきにくいため、発見が遅れがちになることもしばしば。ヤマトシロアリが生息している=湿気の多い環境なので、駆除はもちろん、水廻り環境や床下環境の改善が必要です。
体長:5~7mm 個体数:1つのコロニー(巣)に約2~3万匹以内 :黒色※前胸部(首)が黄褐色 時期:4~5月の昼~夕方に群飛

ヤマトシロアリのつがいと子供たち